This Archive : 2013年06月

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2013.06.26 *Wed*

俺俺 増殖と削除

「これがオリジナルです」

画面にはただ均等に並べられている3本の鍵。
穴井さんはどれとも指差さない。
どれがオリジナルなのか見分けがつかない。

抽象的なメタファがたくさん散りばめられているなかで、
このシーンは鮮明に3人を象徴していて、ドキっとするのだ。
俺山という秘密基地の鍵、3人だけが入ることができるわくわくした感じと、
複製がオリジナルにすり替わってもわからないだろう怖さ。
このシーンがあるから、もしも大樹の企みが成功していたら、均の表層意識は大樹になっていたのかなぁって考えこむことになってしまうんですよね。むむー。

均が入り込む世界は、パラレルワールドっていうのかな、インナーワールドになるのかな。
if the world、それとも、胡蝶の夢なりか・・。
“永野均”が特異点になる世界。
監督の言葉にあるように、入口は、白バイ警官・・かなぁ。
均がバンッて撃ち抜かれる瞬間、消失点の向こう側にスライドするイメージ。
ここから流れる時間のスピードも変わるし。
均が元の世界への出口をつくるのは、大樹を撃ち抜く力。

均が再生するための死・・。


カメラマンの夢が潰えている均。
クリエーターを目指していたのならば、何も創ることができない今の自分に価値を感じることができないんだろうなぁ。
可愛いなぁって見てたハンバーガーショップのお姉さんにあっさり忘れられて、印象の薄い自分にショックを受けるし、直属の上司は虫が好かないし、同僚にのせられて奢らされる羽目になっちゃうし。
格別に悪いことが起こるわけじゃないけど、まったくいいことがない起伏のない均の日々。
オープニングは、均に添わせてまったり時間が流れる。

バーガーショップで隣り合わせたサラリーマンが、鼻につく嫌なヤツで、
携帯電話を持ち去ったのは、ちょっと困らせてみたくなっただけだったのに程度。
成りゆきってそんなもんだよなぁ。つい魔が差す穴に落ちる。

「俺」を騙るとき、
もし自分がスーツを着ているサラリーマンだったらという想像とか、
自分ではない誰かになる好奇心とか、
いつもは劣等感しかない自分に騙されてる相手に感じる優越さとか、
これでお金を手にできたらラッキーくらいのずるさとか、
でもそんなに大金をふっかけられない小市民さとか、
いろんな均がいる。
増殖していく「俺」が。

そういえば、均が携帯を川に捨てるシーンは、可笑しいのに哀しいという。
死にゆく自分へ自分で奏でるレクイエムみたいな、憐れとばっちり食った携帯電話くんに同情しちゃったもん。
キミならメモリ復活できる。がんばれ。


ところで、私、まだ原作が未読のままでありました。
映画は、自己再生がテーマですが、原作も同じなのかな。
再生に必要な要素は、死(=削除)。
物語が内包する普遍のテーマなので、私はこれに捕らわれて思考が終わってしまいそうですが、
亀梨くんは、

デジタルでの人の結びつき
或いは今の世の中のスピードの速さの恐怖

になぞらえるんですよね。
うーむ、なるほど。
体で感じてる人なんだなぁ、亀梨くん。
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category : 俺俺

2013.06.24 *Mon*

俺俺 意味本能のゆらぎ

ライブに複数回通う、いわんや遠征をや。
かような有り様について職場で、不思議な顔をされたり、呆れられたりしていましたが、
ファンとはそういうものなのだなという刷り込みに成功しました。
故に、
「“俺俺”何回観に行くと~?」
なんて質問を受けたほどです。
しかしながら、今回は、「1回です・・」としか答えることができず。
むむ・・なんたる屈辱。
10回ほどですかな(ふっ)・・なんて大見得切りたかったぜぃ。

そんな訳で、一度観ただけの「俺俺」の感想。

亀梨くんが、「頭の中で暴れると思う」「脳みそが搔き回される」言われたように、
頭のなかにぐるぐるうずまきができるの。
永野均が不穏分子なわけでもなく、なにか事件が起こるかというとそうでもなく、
至極シンプルに、“永野均”の死と再生が描かれているだけなんだけども。
・・うん、確かに暴れる。

意味有るのか無いのか、意味有り気な演出が怒濤の如く。
ここに意味は無いはずだ、いやしかし待てよ、実は・・いやしかし・・なぐるぐるがどうにも多いのだわ。
単なるおふざけモブも混じっているようで。
私は気がつきませんでしたが、教えていただいたところによるとボーリング場のシーン、ボーリングの球に紛れてスイカがあるそうな。
なんだそれは。
こういう気がついた人だけ楽しんでねっていう遊び、好きだぞ(笑)

普通の生活感ある物と異質な物が混じりあって、混沌としているのに、登場人物たちにとっては、まったく普通のことで、だから観ている方には、自然に客観的な視点を誘導されてしまうところがある。
突き放されているというか、拒絶されているというか。
“俺俺”に入り込めないのということではなくて、その距離感で取り込まれているという。
意図的に紛れ込まされているほんの僅かな歪み、ほんの少し気持ち悪さを感じさせる歪さが、“俺俺”の世界をリアルな手触りにしているという不思議な感覚。

給水塔とか。
昭和の高度成長期には、団地あるところに給水塔ありということで、普通に見られる風景だったようですが、現代の時間軸に持ってこられると、壊れることを待つだけの物が不穏な影となって存在する。また、妙に不安定な形をしてるし。

俺が増殖していく狂気が人物側になくて、代わりにあちらこちらに出没するモルモットアイテムや巨大団地が狂気を担っているので、金属をぴとっと押し当てられたような冷たさと苦さが不安になるすっきりしない感。

キャラクタのバックボーンはうやむやでも、無意識の生活行動様式が出るところには、綿密に計算された舞台装置が用意されてたりする。

これが三木監督の持ち味なのか。
はぅ~。←監督作品初体験。

隠し味がたくさん仕込まれているように思える“俺俺”ですが、小ネタ少なめの本作とかディテールを封印とか紹介されているの。
既出作ってどれだけネタが盛られてるんだろ・・。
気になる。
category : 俺俺

2013.06.04 *Tue*

俺俺 ~ここが俺山になればいいよな

oreore3

初めて3人で集う俺山のシーン、思い出しにこにこしちゃうです。
ちょっと戸惑いつつ、照れくさそうに打ち解けていく均・大樹・ナオの3人が可愛いんだー。

「いえーい!シンクロニティいえーい!」
末っ子キャラ全開のナオの可愛さどうしてくれよう(笑)

亀梨くんには1秒以下の闘いがあったシーンだと心してはいたのですが、そんなの忘れちゃっていて、
不思議な薬の入った甘いシロップみたいな空間にきゅんとしてました。

ま、実際は、汗くさそうですけど。
ほいで、梅雨時は、カビくさくなってたりしそうな。

♪ぼくたち3人そろったらこの世におそれるものはない いくぞ無敵のトリプルパンチ(@アンパンマン:ぼくらはヒーロー)(ちなみに3人は、アンパンマン・しょくぱんまん・カレーパンマン)
の歌みたいに、サヤカの夫一味を3人でやっつけた後で、眼帯をしたサヤカと均が会うシーン。
サヤカが夫と別れる理由に、「モラトリアムを終わらせる」というような科白がたしか出てきて、
ああ、俺山はモラトリアムだな・・と思ったのです。
その後、3人だけの俺山は崩れていくから、サヤカの科白は、メタファにもなるし。

3人が、ただ3人でいることを楽しく過ごせたのはどのくらいなのかな・・。

なんて、俺山の幸せの時間を妄想しはじめると、止まらなくなる小ネタの羽鳥。
ナオは授業をさぼって昼寝してそうだし、
均は調味料が切れないようにまめにチェックして買い足してそうだし、
大樹は俺山でもももくもくと筋トレしてそうだし。

ナオがあられもない姿でうたた寝していて、それを見た均が、「うひぃ」って青ざめているとか。
なんてカッコだ俺(ナオ)~、みたいな。
大樹は意外と家事一般に弱くて、ついでに虫にも弱くて、割くう役が回ってきそうな均くん。

スーツとネクタイの大樹、シャツのボタンを留めるのが苦手なんていうのはどうだろう。
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見かねた均が留めてあげたりしてね。けっこう世話好き均くん。


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category : 俺俺

2013.06.03 *Mon*

俺俺 ~あなた、見られてますよ。

パンフレットのおまけ、俺俺かめなちくんメガネ。
これ、俺増殖というよりも、

「あなた、(亀梨くんに)見られてますよ」

みたいなの・・///

oreore2

「俺俺」観てきましたー。
6月1日、Tジョイ久留米(11:35の回)にて。

「FREEDELL」「TVガイドPERSON」の亀梨くん、三木監督のインタビュ記事を読んで、
本棚から「童夢」や押井守関連の記事を引っ張り出して、
「俺俺図鑑」をかな~りじろじろして臨んだ「俺俺」。

「俺俺」を観ながらその世界に入り込んで、なかから出ることができず、ずっと囚われたままです。
何かしら、「俺俺」こと考えてる。

均のこと、
大樹のこと、
ナオのこと。

ナオ・・可愛かった~。ラブリ~v


不条理なストーリーらしい、
劣化コピーとか削除とか不穏な言葉、
映画の紹介シーン用の乾いた風景、
殺伐とした心理劇なのかなと思っていたのですが、
エンドロールの頃には、なんだか人恋しさ募って、
それがやさしく心に沁みてくるのです。


category : 俺俺

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