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2007.04.03 *Tue*

隼人レーダー

日向ですけどぉ。
今日はえらくお日様の機嫌がよろしいようで、すげぇぽかぽかしてます。

昼休み、やきそばパンとコロッケパンとカレーパンと銀チョコと牛乳ですっかり腹は満ち満ちて。
今は窓際の席に突っ伏して、背中にちょっとこそばゆい日差しをぽかぽか受けながら、必然重たくなる瞼を俺のあらん限りの力を注いで、ぎりぎりのところで押しとどめているところ。
どうせ眠ってしまうのなら授業中じゃないともったいもんな。
あー3D教室の騒がしさがさざ波みたいだ。

右側でツッチーとタケが賭けダーツ中。
バサバサ乱暴に扇子を扇いでいるツッチーとにやにや笑っているタケ。タケ一人勝ちしてんだな。つかさ、ツッチーはタケと相性が悪いつぅか・・俺が見ている限りあの二人のタイマン勝負でツッチーが勝っているとこみたことないし。
気がついてないのかね?
ま、いいや。あとでタケに奢って貰おう。

隼人は、4時限目から行方不明。どっかでサボってんな。

竜は、俺の前の席で、頬杖ついて雑誌を捲っていて。
なんかえれぇ難しそうなの読んでんね。
竜のハチミツ色の髪の毛が日差しを浴びてキラキラ光って綺麗だ。
肩先でくるんとはねる髪先からキラキラが零れ落ちてくる。

「リュウ~、何読んでんの?」聞いてもわかんなさそだけど聞いてみたら、雑誌に目を落としたまま「べつに」って答え。
「べつに~」竜の科白をなぞったらこっちを振り向いた。
「日本経済の動向」ちょっと間があって「・・とか」
「ふむ。そんなのより俺の財布の動向を考えてほし~ニャア」
「考えるほど中身入ってねぇだろ」
「うん」その通りだと頷いたら、竜がククッって笑う。

「りゅ~!」憮然とした顔のツッチーを残して、タケが竜の前に走りよってきた。
「隼人がいない」
「・・ああ」気がついているくせに今はじめて気がついたみたいな返事。
「次ヤンクミの授業だから、居ないとヤバくね?」
まぁなぁ。授業出てたからって聞いてなんかいないんだけどねぇ。全員揃ってないと煩いんだよねぇ。
「どこにいると思う?」とタケが問うと。
竜は腕時計に目を落として、窓の外を見て、眩しそうに目を細めて。
「屋上の・・給水等の南側の梯子の下で寝てる・・」少し首を傾げて「たぶん」と付け足した。
「あい~。隼人救助隊出動、タケ連れ戻してきまっす」タケは額に手を翳して敬礼の真似事をすると飛び跳ねながら教室を出て行った。
元気だね。

隼人は、よく行方不明になる。
これがまたどうやってそんなとこ見つけるかなって人目のない静かで隼人にとってだけ寝心地がいい場所。
これがホントに人目のつかない場所でさ。誰にも告げずにふらふら居なくなるから、ちょっとやそっと探しても見つからないんだよな。

でも、竜は違う。
隼人を探さないというところからして違う。なんか・・どこにいるのか当てる。
というか・・。
わかってる。

わかっている割に竜は探しには行かない。
専らタケが連れ戻しに行ってる。
タケもさ、竜の言うこと微塵も疑わないのなぁ。
なぁ?幼馴染ってそんなもん・・?

俺は突っ伏したままの姿勢で竜をつんつんと突付いた。
「なぁ?リュウさ、なんで隼人のいるとこさ、わかんの?」
竜の右眉がピクッと上がる。目を眇めてすっげぇくイヤそうな顔。

え・・?何で?

フイと視線をそらして、背中向けて、ボソッと「・・知らね」

や・・つか・・さ。今、竜照れた?
何で?そこ照れるとこかよ。わかんねぇな竜クン。


「ぅいーす」タケに連れられて隼人が教室に戻ってきた。
案の定、昼寝していたみたいで欠伸混じりにがしがし頭を掻いている。
竜の隣の席にどっかり腰を下ろすと両手を前に伸ばして机に突っ伏す。竜は、そんな隼人を横目でちらっと一瞥すると、缶コーヒーとチョココロネを放り投げて、「あと5分だからな」と言うと興味を失ったように再び雑誌を読みはじめた。

「竜~これニガイやつ~」見た目にも苦さを主張している真っ黒な色した缶コーヒーを手にして、隼人は、奥歯を噛んだままの口調で竜に文句を言う。
「オマエの鈍い頭までカフェインが到達するようにな」
「んだとぉ~」
「イヤなら食うな」
「や!食うし」
にげぇし・・とぶつぶつ言いながらもものの1分で隼人の胃袋におさまった。

「よかったな、隼人。パンは甘かったろ?」タケが、隼人じゃなくて竜を見ながら、またもやにやにやしている。
「隼人屋上で寝てた?」
「ん。天気良いし、日向も行っとく?」
「俺~・・でも、オマエみたいに行方不明になっても見つけてもらえないかもしれないっしょ」
「はぁ?行方不明ってナンだよ!?」
「お前~」
「ンなもんなったことねぇし」
うわぁ。隼人自覚なしですかよ。竜がいなかったら、お前行方不明者のまま!延々寝てるままだっつーの!

竜には、”隼人レーダー”がついてる。それもむちゃくちゃ高性能。



はぁ・・俺もさ居なくなったらさ、誰か見つけてくれる・・・?

category : 隼竜

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